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カテゴリー : 美容鍼の効果

【徹底解説】美容鍼と美容医療の違いや併用方法、どんな人が向いている?

目次

美容に関心を持つ方々の間で、近年ますます注目されている「美容鍼」と「美容医療」。

これらは、どちらも美肌や若返りを目指す手段ですが、そのアプローチや効果には大きな違いがあります。

本コラムでは、美容鍼と美容医療の違い、安全性、そしてこれらを併用する方法について解説し、それぞれ向いている人についても触れます。

 

尚、美容医療についての詳細は、各美容クリニックの医師監修記事を参照ください。

 

美容鍼とは

1.自己治癒力を活かした美容法

美容鍼は、体の自然治癒力を高めることを目的としており、薬品や化学物質を使用しません。顔や首の特定のツボに鍼を刺すことで、血行を促進し、新陳代謝を高めます。これにより、シワやたるみの改善、肌のトーンの向上が期待されます。さらに、肌の細胞再生を促すことで、肌質が改善され、より健康的な外見を得ることができます。

 

2.全身のバランス調整

鍼灸師は、顔だけでなく全身のツボを刺激することで、体全体のバランスを整えることができます。これにより、首肩こりの改善やリラックス効果も得られ、美容と健康の両面からアプローチします。内臓の働きを活性化し、自律神経やホルモンバランスを整えることで、総合的な健康状態の改善も期待できます。

 

3.副作用が少ない

自然療法であるため、副作用が少なく、敏感肌の人や化学物質に敏感な人でも安心して受けられます。ただし、内出血や軽い痛みなどの一時的な副作用がある場合もありますが、これらは通常数日以内に消えます。安全な施術を受けるためには、信頼できる鍼灸師を選ぶことが重要です。

美容鍼が向いている人

l リフトアップの即効性を求める人:美容鍼は施術直後にリフトアップを実感できます。

l 自然な方法で美を追求したい人化学物質を使用せず、体の自然治癒力を高めたい人。

l  敏感肌やアレルギー体質の人:化学薬品に頼らないため、肌が敏感な人でも安心。

 ただし、アトピーの急性期など、肌に赤みや炎症がある場合は事前に鍼灸師に相談が必要です。

l  全身の健康を重視する人美容だけでなく、ストレス軽減や全身の体調改善も求める人。

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美容医療とは

美容医療は、医療技術を駆使して美容を追求する方法で、クリニックや病院で提供されています。

以下が美容医療の主な特徴です。

 

1.即効性のある結果

美容医療は、即効性のある結果を求める人に適しています。ボトックス注射やヒアルロン酸注入、レーザー治療など、短期間で目に見える効果を得ることができます。例えば、シワの改善や肌のハリを取り戻すための治療は、施術後すぐに効果が現れることが多いです。

 

2.多様な治療法

美容医療には、肌の若返りだけでなく、シミやシワの改善、脂肪吸引、フェイスリフト、薬剤処方など、さまざまな治療法があります。これにより、個々のニーズに応じたカスタマイズが可能です。さらに、最新の医療技術を駆使することで、より効果的な治療を提供することができます。

 

3.医師による施術

美容医療は、主に医師によって行われるため、安全性が高く、効果が確実です。しかし、薬品や機械を使用するため、アレルギー反応や術後の腫れなどの副作用がある場合もあります。これらのリスクを最小限に抑えるために、事前に医師と詳細なカウンセリングを行うことが重要です。※一部、医師の指導のもと、看護師が行う施術もあります。

美容医療が向いている人

l  即効性を求める人短期間で目に見える効果を得たい人。

l  特定の美容目的を持つ人:シミやシワ、たるみなど、具体的な問題を迅速に解決したい人。

l  医療的アプローチに安心感を持つ人医師による施術で、安全かつ確実な効果を期待する人。

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美容鍼と美容医療の安全性

美容鍼と美容医療の安全性について、それぞれ解説していきます。

美容鍼の安全性

美容鍼は、副作用が少ない自然療法ですが、以下の点に注意が必要です。

l  内出血や痛み: 鍼を刺すことで内出血や軽い痛みが発生することがありますが、内出血も通常は数日~1週間で改善します。

l  衛生管理: 鍼の使い回しは感染症のリスクを高めるため、使い捨ての鍼を使用し、適切な衛生管理を行うクリニックを選ぶことが重要です。

l  アレルギー反応: 鍼に使用される金属にアレルギー反応を示す人もいるため、施術前に確認が必要です。

 

美容医療の安全性

美容医療は、医師によって行われるため、安全性が高いですが、以下の点に注意が必要です。

l  副作用や合併症: ボトックス注射やヒアルロン酸注入、レーザー治療などは、アレルギー反応や術後の腫れ、感染症などのリスクがあります。施術前にリスクを理解し、医師と相談することが重要です。

l  施術後のケア: 美容医療の施術後は、適切なアフターケアが必要です。医師の指示に従い、術後のケアを徹底することで、リスクを最小限に抑えることができます。

 

美容鍼と美容医療の併用方法

美容鍼と美容医療は、それぞれ異なるアプローチを取りますが、併用することで相乗効果を得ることができます。以下は、その具体的な方法です。

 

1.治療スケジュールの調整

美容鍼と美容医療を併用する際は、治療スケジュールをうまく調整することが重要です。

例えば、美容医療の施術後のダウンタイム期間は皮膚の炎症があるため、その期間を避けて美容鍼を受けると良いでしょう。

一方、美容鍼の後に美容医療を受ける場合は、内出血が無い限りはいつでも受けることが可能ですが、例えばボトックス注射やヒアルロン酸注入を受けた箇所は美容鍼を避けたほうが良いケースがあります。

美容専門の医師や鍼灸師と相談し、最適なスケジュールを立てることが大切です。

2.治療効果の最大化

美容医療の施術で即効性のある結果を得ながら、美容鍼でたるみ予防や肌の健康を維持する方法が効果的です。

美容鍼を定期的に受けると血行促進や代謝アップが期待でき、美容医療で得られる効果の持続時間が延びる可能性があります。

3.トータルケアの実現

美容鍼は、全身のバランスを整えるため、心身の健康を向上させる効果もあります。一方、美容医療は局所的な改善を得意としています。

これらを組み合わせることで、外見だけでなく、内面からの美しさを引き出すトータルケアが実現します。心身のバランスを整えることで、美容効果も持続しやすくなります。

4.個別のニーズに応じたカスタマイズ

美容鍼と美容医療を併用する際は、個々のニーズに応じたカスタマイズが重要です。例えば、たるみのリフトアップには美容鍼を、シミやシワの除去にはレーザー治療を組み合わせるなど、最適な施術プランを立てることができます。これにより、各施術の効果を最大限に引き出すことが可能です。

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まとめ

美容鍼と美容医療は、それぞれ異なるアプローチで美容を追求します。美容鍼は自然療法として体全体のバランスを整え、肌の健康を内側からサポートします。一方、美容医療は即効性のある結果を提供し、具体的な美容効果を短期間で実現します。これらを併用することで、相乗効果を得ることができ、トータルケアが実現します。

 

 

それぞれの特徴と安全性を理解し、自身のニーズに合わせた施術を選ぶことで、最良の美容効果を得ることができるでしょう。そのためにも、美容専門の医師はもちろん、美容医療の情報にも精通した鍼灸師に相談し、安全で効果的な美容プランを立てることが重要です。美容鍼と美容医療の併用により、内側からも外側からも美しさを追求し、健康で輝く肌を手に入れましょう。

岡本 真理 麻布ハリーク代表(国家資格鍼灸師)

日本メディカル美容鍼協会代表/日本美容皮膚科学会会員/シロノクリニック美容鍼監修/米国留学中に鍼灸に出会い、その神秘さに惹かれ、東洋医学を学ぶべく帰国。鍼灸師国家資格を取得後に渋谷の郷鍼療所にて研鑽を積み、ミッドタウンクリニック・ノアージュなどの医療機関との業務提携にて美容鍼灸施術に従事したのち、この時代に合った新たな鍼灸を確立し多くの人々の美と健康に貢献することを目指して、平成21年5月に麻布ハリークをオープン。

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